Unprecedented approval of Keytruda based on molecular characteristics dMMR of patient tumor
2017年5月23日
米国FDAは、ミスマッチ修復(Mismatch Repair: MMR)に欠損がみられる進行膵臓がんを含む固形がんのファーストライン治療薬として、ペンブロリズマブ(商品名:キイツルーダ)を前例のない迅速な審査にて承認した。ペンブロリズマブは米国FDAにより「効果予測腫瘍マーカー(predictive tumor marker)をもとにして承認された初の医薬品となった。この免疫チェックポイント阻害薬の研究をすすめたジョンズホピキンス大学のBert Vogelstein氏 (Ludwing Center at the Johns Hopkins Kimmel Cancer Center)は、「これは個別化免疫療法の最初のケース。特定の免疫療法が腫瘍の遺伝的特性によって推奨できるようになった。もし患者の腫瘍にミスマッチ修復欠損がみつかれば、患者の腫瘍の進行度にかかわらず、非常に高い確率で腫瘍はこの抗PD-1抗体薬に反応する可能性がある」と語った。
タバコが危険因子とされるがん種はたくさんあります。タバコを吸う人と吸わない人の肺癌では遺伝子変異の数が異なることもわかってきました。以前から膵臓がんの罹患率を増加させる危険因子のひとつとしてタバコが指摘され、タバコフリーのライフスタイルを推奨するなどの予防対策が進められてきました。しかし、タバコは膵臓がんになるリスクを高めるだけでなく、治療中の喫煙者の余命にも悪影響を及ぼすことがわかってきました。
http://enetsconference.org/ Meeting: March 18– 10, 2017, Barcelona, Spain
http://incalliance.org/blog/ Meeting: March 10– 11, 2017, Barcelona, Spain
【募集概要】
1.すい臓がんのゲノム医療(プレシジョンメディシン)に資する研究
2.すい臓がんの早期発見に資する研究
【研究開発費】
1.上限1,000,000USD
2.上限1,000,000USD
【募集概要】
1.患者のニーズに応える医薬品開発に資する臨床研究・治験の推進
2.臨床研究の質を確保するための基盤整備に資する研究
1.臨床エビデンスに基づいた創薬ターゲット研究
2.アジュバント関連技術開発課題
3.医薬品・医療機器の実用化促進課題
4.革新的創薬関連の技術開発課題